認可外保育園 視察

 逗子市にはいくつかの認可外保育園があります。認可外は市の直接の管轄ではないので、行政側として普段は密に連携が取れているわけではありません。しかしながら地域にとって大切な子育ての場を担っていただいている重要な施設です。また活動を通じて逗子の魅力を市外に発信していただいており、ひいては逗子市への移住に大きく貢献しているという認識があります。

これまでは逗子市は財政再建が急務でありましたから、認可外の保育園に手を差し伸べる余裕はありませんでした。幸い今年度で財政再建の見通しもつき、これからは認可外の施設事業者とも連携しながら保育活動をすべきと考え、保育の現場を見に行かせてもらいました。

事業者の方と話をお聞きして分かったのは、逗子の自然を遊び場にする保育に関心が高く、東京や横浜からも引っ越してきても入れたいという方が大変多くいるということです。

逗子海岸を遊び場にしているところでは、4~5歳でウェットスーツ着て海に入ったり、網で小さなエビを捕まえてお昼の食事にてんぷらにしたり、大変ユニークな活動をしておられます。

別の保育園では野菜畑でとれたゴーヤも素揚げでおやつになり、野菜やお花づくりも子供たちも一緒にやっているのです。この場所は山の中にあるので、大人でも歩いていくのはちょっと大変。でもこれを毎日やっていたら大変な運動になり、子どもの体力作りのみならず地産地消の大切さを教えることも同時にできることでしょう。

こうした魅力あふれる保育園があるのも逗子の魅力の一つなのだと思います。

逗子市としても逗子の自然を生かした子育てをしている認可外保育園を応援すると同時にもっと情報発信していきたいと思います。

逗子の自然を生かした子育てをもっと情報発信していきましょう!!

この記事を書いた人

kirigaya

桐ケ谷覚(きりがやさとる)
第9代 神奈川県逗子市長
10年後、20年後、30年後も未来への希望のある逗子へ!