きか(木花)ちゃん 帰国報告

4歳になったきかちゃんが無事に米国で心臓手術を受けられ、帰国したということで市役所に報告に来られました。

きかちゃんの病名は「拡張型心筋症」ということで、心臓移植しか方法はなかったようです。きかちゃん一家は葉山にお住まいですが、友人たちは逗子にも多くいて、その仲間たちが中心になってきかちゃんを救うために立ち上がり、昨年4月に3.5億の募金活動を開始しました。活動開始の時に逗子市にも挨拶に来られ、逗子の商店街も協力して呼びかけをしたのですが新型コロナの感染も拡大している時期で本当に募金が集まるのだろうか、と心配でした。幸いにも皆さんの熱意が伝わり無事に募金の目標金額が達成でき、昨年11月に米国に出発しました。

しかし今度は現地できかちゃんと適合するドナーがなかなか現れず、半年以上待機を余儀なくされるなかで次第に体力がぎりぎりのところまで落ちていったそうです。でも幸いに手術も成功しこの様に帰国できる状態になったのでした。

きかちゃんは1歳4ヶ月から常に補助器具をつけての生活でした。それが全て体から外れて自由に動き回れる様になったのです。お母さんとブランコしたりぐるぐる回りをしたりと、健康な身体になって自由を満喫している様子でした。募金活動にご協力いただいた逗子のみなさんに感謝いたします。
これからのきかちゃんの成長を皆さんと共に見守りたいと思います。

何より無事に戻って来られておめでとうございます。そしてドナーの方に頂いた命をどうか大切にしてください。それがドナーの方への恩返しでもあります。がんばれきかちゃん!!

この記事を書いた人

kirigaya

桐ケ谷覚(きりがやさとる)
第9代 神奈川県逗子市長
10年後、20年後、30年後も未来への希望のある逗子へ!