逗子を多様性を尊重するまちに

逗子市は誰もが人権を尊重され、多様性を認め合いながら暮らせるまちを目指します。私の目指す逗子はすべての性別の方々が活躍できる、そんなまちを実現したいと思って常々公務にあたってきました。

その実現のためには、この「男女平等参画及び多様性を尊重する社会を推進する条例」の制定を目指すことは、なくてはならない大きなマイルストーンです。逗子市は県内において横須賀市に次いで2例目の先陣を切っています。

さっそく市議会第二回定例会に条例案を提出して、特に性的少数者への配慮も盛り込みつつ、この取り組みを強く推進したいと考えています。条例案ではもう一歩進めて「性自認又は私的嗜好の公表に関してカミングアウト及びアウティングの禁止」も明文化しています。

市では2020年から性的少数者は事実婚も対象となる「パートナーシップ宣誓制度」を開始し、市営住宅や県営住宅などの入居申込みもできるようになりました。

私のまちづくりビジョンには「子育てしやすい環境へ」があります。直接の関係はありませんが、次世代を担う子供たちが、多様性とお互いの尊重を認め合いながら暮らして行けるこの逗子で育つことで、これから彼らが生きてゆく世の中が更に多様化しても、平和で寛容性を持った社会生活を営む上で重要な人格と素養を形成しうることに貢献したい。

そういった思いを込めて、しっかり定例会での議決を目指したいと思います。

この記事を書いた人

kirigaya

桐ケ谷覚(きりがやさとる)
第9代 神奈川県逗子市長
10年後、20年後、30年後も未来への希望のある逗子へ!