小坪漁港 アオリイカ産卵床

 去年に続き、今年も小坪漁港ではアオリイカの産卵の場所づくりをしました。

去年初めてやってみたら成果があったので、今年も産卵床を沈めました。

今年も小坪小学校の6年生が漁師の皆さんを見送りに集まりました。水に溶ける紙に願いを込めた短冊をくくり付け、漁師の方に託しました。

 最近は水温の変化温暖化の影響と考えられますが、海中も異常な状態になっています。海藻が消えてしまい、砂漠状態になっています。イカも産卵する海藻がなくなり、海が痩せて行っています。逗子では藻場の再生を図るべく様々な人たちが動き出しています。再生までにはまだ時間を要するでしょう。現状は海藻が消えてしまい、磯にはウニがはびこっています。ウニの駆除もダイバーやサーファーの人たちが活動してくれていますが、このままでは魚も住むところがなくなり、ますます不漁が続くのではと心配になります。

 温暖化対策はすぐには回復は難しいことだと思いますが、今やれることは確実にやっていかなくてはなりません。今の子どもたちにこの環境を渡していけるよう努力は続けなくてはなりません。

この記事を書いた人

kirigaya

桐ケ谷覚(きりがやさとる)
第9代 神奈川県逗子市長
10年後、20年後、30年後も未来への希望のある逗子へ!